CsvReader
csvファイルをExcelで開いた際に「頭の0が欠落する」「住所の番地部分が日付になる」といった問題が発生する場合に、このツールでファイルを文字列として開くことで意図しない誤変換を防ぎます。
【特徴】
・csvファイルやタブ区切りのテキストファイルを読み込ませることで、Excelで文字列として開きます。
Excelで文字列で開くためには複数ステップの作業が必要ですが、同じことをシンプルな手順で実現します。
・任意のディレクトリに解凍後、ショートカットをデスクトップに配置してください。
ショートカットにファイルをドラッグ&ドロップするだけで実行可能です。
・レジストリに書き込みません。アンインストールはフォルダごと削除するのみです。
【注意】
・Microsoft Excel 2007以上が必須です。OpenOfficeやGoogleスプレッドシートなどの互換アプリケーションでは実行できません。
・処理対象のファイルをExcelで開きます。ツールで開かれたファイルをそのままExcelで上書き保存すると元ファイルを更新することになりますのでご注意ください。
Excelの仕様により、例えば「”(ダブルコーテーション)」で囲まれた文字列を保存すると「”」が消えるなどファイル内容に意図しない変更が入る可能性があります。
■使い方
実行方法は3通りあります。
1. CsvReader.exeを起動し、「ファイルを開く」から処理対象のcsvファイルまたはテキストファイルを選択する。
2. CsvReader.exeを起動し、メイン画面に処理対象のファイルをドラッグ&ドロップする。
3. CsvReader.exeのショートカットを任意の場所(デスクトップなど)に配置し、ショートカットに処理対象のファイルをドラッグ&ドロップする。
※3.の場合、保存された設定内容に従い実行されますが、設定に関わらず終了後にアプリケーションは自動終了します。
■メイン画面説明
<ボタン>
・ファイルを開く:
ファイル選択ダイアログを開きます。
処理対象を選択するとオプション設定の内容に従い、処理が開始されます。
・閉じる:
終了します。
・設定を保存:
オプション設定のチェック状態を次回実行時のデフォルト値として保存します。
<オプション設定>
・区切り文字:
処理対象のファイルがカンマ区切り(csvファイルなど)か、タブ区切りかを選択します。
タブ区切りを選択した場合のみ「CSVに変換して処理」の選択が可能です。タブ区切りのファイルをカンマ区切りのCSVファイル形式に変換してから処理します。 タブ区切りのまま処理するとエラーが発生するに場合のみ有効(チェック入)にしてください。
・文字列として開く列:
全ての列を文字列として開くか、Excelで誤変換が発生する可能性が高い列に絞って文字列として扱うかを指定します。
「自動判定」を選択した場合は、列の中に条件に一致するセルが1つでもあれば列全体を文字列として開き、それ以外の列はExcel標準の表示形式で開きます。
「自動判定」の条件は右上の「?」ボタンを押下して表示されるヘルプ内に記載しています。
・列幅を自動調整:
有効にするとExcelで開く際に「最大列幅」の値以下の範囲で列幅を最適化し、視認性を向上させます。
無効(チェックなし)にするとExcel標準の列幅のまま開きます。
・処理後にアプリケーションを自動終了:
有効にするとファイルの処理が終わった後にCsvReaderを終了します。。
無効にするとCsvReaderのダイアログは残り続けます。
連続して複数ファイルを実行したい場合は無効にしてください。